サイト内検索  

ホームページ・ビルダー付属のFTPツール(ファイル転送ツール)を使う

第10章でサイトを転送する方法を説明しましたね。

ただ、サイト転送やページ転送ではできないことがいくつかあります。

これらを可能にするのが、付属のFTPツールです。もちろん、通常の転送も可能です。

ディレクトリという言葉が出てきますが、これはUNIXというOSで使われる言葉で、Windowsのフォルダに相当します。UNIX系OSはプロバイダやレンタルサーバのOSによく使われています。

使ってみよう

転送に関する設定は、すでに済んでいるものとして説明をします。

ツール → FTPツールの起動で、FTPツールを起動します。


図1:FTPツール起動後の状態

では、図1の画面で接続ボタンをクリックしましょう。インターネット接続ができていて、転送設定が正しければ、右側にサーバ側のホームディレクトリ名とアップロード済みのファイルやディレクトリの一覧が出てきます。


図2:FTPツールでサーバに接続したときの状態

画面は、このサイトを運用しているサーバに対して、接続を行ったときのものです。使っているプロバイダやサーバによっては、/(ルートディレクトリ)の内容が異なると思います。

ファイルをアップロードする

デフォルトでは、転送モードが自動判定になっていますので、第10章で自動判定の内容を確認しているのであれば、そのままでよいです。(ダウンロード時にも適用されます)

図2の画面で、マイコンピュータ側にあるアップロードしたいファイルを選択した後に、アップロードボタンをクリックします。転送が終わると、サーバ側の状態が更新されます。

ファイルをダウンロードする

図2の画面で、サーバ側にあるダウンロードしたいファイルを選択した後に、ダウンロードボタンをクリックします。転送が終わると、マイコンピュータ側の状態が更新されます。

ファイルやディレクトリに関する操作


図3:右クリックメニューを出した画面

ディレクトリ間の移動

移動したいディレクトリ名をダブルクリックします。

ファイル名やディレクトリ名の変更の変更

ファイルやディレクトリ名を選択して、パソコンのF2キーを押下するか、右クリックメニューの「ファイル名の変更」で行います。

ファイルやディレクトリの削除

ファイルやディレクトリ名を選択して、パソコンのDeleteキーを押下するか、右クリックメニューの「ファイルの削除」で行います。

新規ディレクトリの作成

サーバ側で、右クリックメニューを出して、「新しいフォルダの作成」で行います。

アクセス権の変更

ファイルやディレクトリ名を選択して、右クリックメニューの「アクセス権の変更」を選択します。アクセス権はパーミッションと同じです。


図4:アクセス権の変更画面

図4の画面で、各実行権限にチェックを入れることで、実行権限を与えることが可能となります。必要に応じて設定します。

アクセス権についての説明

単にHTMLファイルや画像のファイルを置いているだけなら、アクセス権の変更をするということはしなくて良いです。アクセス権を変更しなければならないのは、CGIを設置するときでしょう。

図4の画面では、「本人(Owner)」「グループ(Group)」「他人(Others)」という3種類の所有者に対して、それぞれ、「R:読込み可能」「W:書込み可能」「X:実行可能」という3つの権限が用意されています。

所有者に関しては、以下のようになります。

本人
ファイルやディレクトリの所有者に対する権限です。
グループ
ファイルやディレクトリが所属するグループです。同じグループに所属しているユーザに対しての権限を決めます。
ただし、プロバイダやレンタルサーバでは、他のユーザと同じグループに所属させるというのはあまりないと思います。チェックなし(0)でもいいでしょう。
他人
持ち主でも同じグループにも所属していないユーザに対する権限を決めます。
WWWサーバを動かすための専用ユーザ(もちろん一般ユーザとはグループも別)が用意されていることがほとんどで、このユーザに対する権限がないと「ファイルが見えない」「CGIが動作しない」といった原因になります。

実行権限については、ファイルとディレクトリで若干意味合いが違います。

アクセス権の説明
権限 ファイル ディレクトリ 数字 UNIX
表示形式
R(読込可能) 指定したファイルの内容を表示 指定したディレクトリの一覧を表示 4 r
W(書込可能) ファイルの上書き、削除が可能 ディレクトリ内にファイルの新規作成/
ディレクトリ内のファイル削除
2 w
X(実行可能) 実行ファイルの実行
(プログラムやCGIなど)
ディレクトリ内のファイルにアクセス可能 1 x

アクセス権の数字との関係

UNIXの世界では、パーミッション(アクセス権)を3桁の数字で表すことがあります。

1桁目が本人(Owner)に対する権限、2桁目がグループ(Group)に対する権限、3桁目が他人(Other)に対する権限です。

それぞれの権限は8進数で表示されてます。各ユーザごとの権限はR=4 、W=2 、X=1 として足し算した結果です。

ディレクトリでよく指定される755というのは以下のようになります。

ファイルでよく指定される644は以下のようになります。

UNIX表示形式との関係

UNIXの世界では、ファイルやディレクトリに関する情報を文字で表すことが一般的です。本当は10桁で表示されているのですが、最初の桁は、ファイル/ディレクトリ/シンボリックリンクの区別をつけるために使われるものです。残りの9桁でアクセス権を表示しています。

残り9桁は、3桁ずつの区切りとなっていて、それぞれ(Owner)に対する権限、グループ(Group)に対する権限、他人(Other)に対する権限の順になっています。権限がない場合は、-で示されます。

V11での追加点

  1. _HBP_Recycledフォルダが転送対象から除外できるようになった(デフォルトでは除外する設定になっています)
  2. マイコンピュータ側、サーバー側ともにフォルダ使用量が確認できるようになりました。

フォルダ使用量の確認方法

マイコンピュータ側:サイトが作られている場合は、サイトごとに算出可能です。右クリックメニューで「フォルダのサイズ」を選択します。

フォルダの使用容量

サーバー側は、フォルダを右クリックして、右クリックメニューで「フォルダのサイズ」を選択します。画面はマイコンピュータ側と同じです。

注意点

FTPツールでディレクトリごとアップロードする際には少し注意が必要です。

アップロードするディレクトリ内に、サーバ側に必要のないファイル(.mif、.bakなど)がある場合もそのままアップロードしてしまいます。

残念ながら、FTPツールではアップロードしたくないファイルの拡張子を設定するというのはありません。間違えてアップロードしてしまった場合は、後で削除するしかないので気をつけて下さい。

FTPSでアップロードする(V16から)

FTPサーバーでFTPSに対応している場合、設定→詳細設定タブ の接続方法のプルダウンで、FTPES や FTPS を選ぶことができます。

FTPSというのは、FTPで送受信するデータをSSLで暗号化するプロトコルです。
FTPだと、暗号化されていない状態で、ユーザー名やパスワードも垂れ流しという状態なのです。

FTPESは、非暗号化状態で接続を開始し、ユーザ名とパスワードを検証する直前にセキュアなデータ接続を行います。もし、SSLで接続できない場合、FTPと同じ扱いになります。
FTPSはクライアントがサーバへのすべての要求をセキュア状態で送信します。

もし、両方使えるのであれば、FTPSをおすすめします。