ソース:民間刑務所で Ruby によるソフトウェア開発者を養成、アウトソーシング業務を - Japan.internet.com
ここでの民間刑務所(PFI形式)は、美祢社会復帰促進センターのことです。
それにしても、はてなブックマークでのコメント見ていると、プログラマーの労働環境が劣悪なのかがわかるなと。
そりゃ、刑務作業といえば作業時間は絶対に固定ですから。残業もなければ休日出勤もない。受刑者は非常に規則正しい生活を送りますからね。
残業当たり前、休日出勤や徹夜もいとわないといった、ごく一般のプログラマーから見ればパラダイスとしか思えないですよ。
少々行動の不自由があるにせよ、「ちょっと受刑してくる」とか「で、どの程度の犯罪をどこで起こせばいいのかな?」ってコメントを出す心情はわかります。
出所後、プリズニーズの社員として働き始めたときに、労働環境のギャップに悩みそうです。開発が遅れた分は、社員がカバーしなければいけないことになるでしょうし。
ごく一般の女性ITエンジニアですら、結婚後、残業の多さで家庭との両立が困難になって、結局辞めてしまうというケースが多いですからね。
Webアプリケーションの品質に関しては、プリズニーズのサイトを見るだけでも不安。
ずぶの素人を教育してWebアプリケーションの開発に携わらせるのですからね。Webアプリケーションの開発をするには、単にプログラミング言語を習得すればいいわけじゃなくて、Webに関する知識やセキュリティに関する知識も必要ですし。
ずぶの素人と言いましたが、受刑者の教育レベルも考えると、かなり低いところから1人前のプログラマーに育て上げられるのかという不安も残ります。美祢の場合、A級(初犯、刑期8年未満)で比較的社会復帰しやすい受刑者を収容しますが、それでも中卒レベルを想定して教育する必要があると見ます。
コスト面で言うと、受刑者に関しては非常に格安です。作業報奨金(以前は作業賞与金)に関しては、一番熟練しているレベルでも1時間80円とかです。見習いだと1時間9円程度ですから。桁が2つほど違います。そもそも作業報奨金が、一般労働者に対する賃金ではなく、懲役刑に服して刑務作業に従事した恩恵金として支給されていますからね。
この試みが成功すれば参入する業者も出てくるかと思います。注目に値するでしょう。
